ユダヤ人と日本の関係 怪しい共通点

      2017/01/22

ノーベル賞受賞者の少なくとも20%を占めていたり、国際的な大企業の創業者だったりして何かと話題になるユダヤ人。(ユダヤ人の名を冠した自己啓発書や勉強方法についての本や、さらには世界征服を狙っているとかを主張する本が出るほど、彼らについての話題は多岐にわたっているかと…)
色々と話題が絶えないユダヤ人ですが、彼らと日本人がどのような関わりを持ってきたのでしょうか?そこで、それを探っていこうかと。

始まり

日本人とユダヤ人が本格的に関係を持ち始めたのが、江戸時代が終わってからの明治時代からなのですね〜。(江戸幕府は鎖国政策をしてきたから当然といえば、当然ですけど)

明治期ではユダヤ人はお雇い外国人として来日したりだとか、新しい市場を求めたりして日本にやってくることになります。(後にシェル石油の母体を作ったり、ロンドン市長にまで上り詰めたりするようなユダヤ人も来日したりしてるんですね)これが日本とユダヤ人の接触が始まりと言えます。

具体的にどのようなユダヤ人が日本と関係を持ったかと言いますと。例えば、ドイツの法学者であるアルバート・モッセ(もちろん彼はユダヤ人)は後に大日本帝國憲法の作成に携わることになる伊藤博文に法学を教えたこともあり当時の日本では法律の神様みたいな人にみなされるのですね。なので、法律の制定に携わっていた日本の役人たちはモッセ詣と言われるほど、彼に教えを請いに行くようになるのです!

 

他にも、日露戦争の際には、アメリカの富豪ヤコブ・シフというユダヤ人が日本に戦費を融資するのですね。(当時の日本は貧乏国家ですから、この融資は救いだったんですね〜)この融資がなければ日本は日露戦争を遂行できなかったと言われています。

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日露戦争にあたり、日本は在米ユダヤ人から巨額の融資を受けた

こんな感じにユダヤ人は日本と政治、経済と多岐にわたって関係を結んでいくのです。(明治の日本はイギリスやドイツといった列強国家から影響をもちろん受けてきたのですが、ユダヤ人からも同じかそれ以上の影響を受けてきたと言えますね〜)

戦前の日本のユダヤ人政策

さてはて、明治期においてユダヤ人が日本でも活躍していたのを見たわけですが…、一方で日本はユダヤ人に対してどのような政策を取って行ったのでしょうか?早速ですがそれも見ていこうかと…。

第一次世界大戦前後のアジアは列強によって植民地支配されていました。そんな中、ヨーロッパ社会で差別されてきたユダヤ人が、シオニズムに基づいて自分たちの国を作ろうとする空気が盛んになっていまして。これが日本では民族解放運動に映り、欧米に対してコンプレックスを抱いていた日本はユダヤ人に関心を持つようになっていくのですね〜。(シオニズムについてはこちらで詳しく説明していますね3分でわかる?シオニズム

さらに日本人はユダヤ人と共通の祖先を持つ兄弟民族で、天皇はメシアであるとする突拍子もない主張も出たりしたのでした。これが俗に言う日ユ同祖論なのです!

 

さてこんな感じで親ユダヤ的?な空気もあった一方で、ロシア革命から逃れてきた人から反ユダヤ的な思想が持ち込まれたりするのですね。なぜロシアから反ユダヤ的な思想が流れてきたかと言いますと…。

ロシアではポグロムと呼ばれるユダヤ人弾圧政策が帝政時に行われたり、ユダヤ人が世界征服のためのシオン賢者の議定書が捏造されることもありロシアでは反ユダヤ的な空気がありました。さらにロシア革命を指導したレーニンがユダヤ人だったこともあり、ユダヤ人が世界征服を狙っているといった陰謀論が、この頃から日本国内でも広く流布するようになるのです。

こんな感じに、日本のユダヤ人観は様々あったのです!
さて第二次大戦直前になりますと、アメリカとの戦争を回避したい当時の日本政府はアメリカ経済を牛耳るユダヤ人の歓心を買うためにドイツから逃れてきたユダヤ人を利用しようとするのですね。これが満州にユダヤ人を定住させようとするフグ計画です。

結局、日本は対米戦争に突入することになりますと国内ではユダヤの陰謀論が流布しまして…。ユダヤ人はよろしくないといった空気ができるのです。

 

戦後になりますと、日本は主権を回復しますとすぐさまイスラエルを承認するのですね。その後は日本がパレスチナ問題を解決するための案を出し、これに対してイスラエルが好意的な態度を示すなどして比較的良好な関係を築いているのですね。

戦後ユダヤ人国家イスラエルと良好な関係を築けたのは、ナチスドイツの支配下から逃げてきたユダヤ人に対して杉原千畝氏が命のビザと呼ばれるようになるビザを発行したことがあるかもしれませんね。

日ユ同祖論 怪しい関係

さて、先ほど日本人とユダヤ人は兄弟民族だとする主張が存在すると書きましたが、これは日ユ同祖論と呼ばれているのですね。
なんで、日本人とユダヤ人が同一の祖先を持つ兄弟民族だと考えるような人が出てきたのかと疑問に思う人もいるはず(極東の島国に住んできた民族と世界各地に離散していた民族がどーして兄弟民族になるんだと)
その理由としては、なんとユダヤ人と日本人の間に奇妙な関連性が見出されたからです!

どんな関連性があるのかと言いますと…。例えば3つあげてみますと…

1カタカナとヘブライ文字に類似点が見られる。

2ユダヤ人の象徴であるダビデの星が伊勢神宮の灯篭に刻まれている(ただし、ダビデの星がユダヤ人のシンボルになったのは中世以降です。なのでこれは日ユ同祖論の証拠とはならないのですね。)

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ユダヤ人を象徴するダビデの星

3山伏が頭につけているものと、ユダヤ人がお祈りをする際に頭につけるものが似ている。

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ユダヤ人が頭につけている小さな箱、山伏がつける兜巾とよく似ている

 

こんな感じに日ユ同祖論の根拠が示されていたりするわけで…。
他にも共通点は色々とありまして。鳥居や神社の構造がユダヤ人の儀式や神殿に似ているのではといったものがあるのですね。

こうした奇妙な関係が見出されるのは、日ユ同祖論では日本人が失われた10支族の末裔だからだと説明しているんですね〜

自分としては、日ユ同祖論は日本人とユダヤ人は人種が異なるという事実がありますので、胡散臭いな〜と思っていますが…。(ですが、オカルトとして楽しむにはすごくいいネタだと思っています!)

 - 中東