【実は‥】カルロスゴーンが逃亡したレバノンってどんな国?【修羅の国】

日産の元会長のカルロスゴーンが逃亡したことでホットなレバノン!

カルロスゴーンが言うには日本には正義がないとのことで、レバノンに逃亡したらしいですね。

ただこのレバノンには本当に正義があるにでしょうか?

そこで今回はこのレバノンという国とカルロスゴーンの関係について簡単に説明していこうと思います!

修羅の国、レバノン!

さてレバノンと聞いてもどこだよ!という人も多いでしょう。

このレバノンはイスラエルやヨルダンの北側、トルコの南側に位置しています。

この位置関係だけでもやばそうな雰囲気がプンプンしていますよね!

レバノンの修羅な歴史

さてこのレバノンは位置からわかるようにもともとオスマントルコの領土でした。

しかしオスマントルコは19世紀〜20世紀にかけて弱体化し、フランスの影響をめちゃくちゃに受けることになるのですね。

これがのちにレバノンを修羅の国にする要因になるわけです!

その要因というのが現在のレバノンに位置する土地に住んでいたマロン派のキリスト教徒です。

フランスはレバノンでの影響力を増すために、マロン派に援助を実施するのですね。

フランスは革命後はライシテという政教分離を国是にしてはいましたが、国民の多くはカトリック教徒でしたので国民感情としてもマロン派への援助は容易だったのではないでしょうか。

さてこのように、フランスはマロン派へ援助を実施することでレバノンへの影響力を増していったのですがその影響力を決定的にする事件がおきます。

そう、第一次世界大戦です!

イギリスの芸術的な外交政策(笑)である3枚舌外交によって、フランスはなんとレバノンの支配権を獲得するのです!

さてこのようにしてレバノンはフランスの支配下に置かれることになったのですねー。

ただ、このフランスの支配はレバノンの多数派であるキリスト教徒との友好関係に負うところが大きいものでした。

この関係がのちにレバノンを修羅の国へと変えていくことになるのです。

人口バランスの崩壊で修羅の国、爆誕

さてこんな感じでレバノンはフランスの保護のもと、キリスト教徒が政治的リーダーシップを発揮して国を収めてきました。

一方でムスリムや他の宗派のゲループにも議会の議席を一定数与えるなどして国内の分裂の予防もしっかりされていました。

こんな感じで多数派のキリスト教徒がレバノンを支配していたので、第二次世界大戦後のイスラエルの建国とそれに伴う第一次中東戦争でどんぱちしている中でもレバノンはある程度の平和を維持していました。

これだけ見るとレバノンが修羅の国とは思えませんよね。

実際、首都のベイルートは中東のパリと言われるほど繁栄を謳歌していたのですねー。

しかし、この平和をぶち壊す出来事が影で進行したいました。

それがイスラム教徒の増大と政治の腐敗です。

先ほどから説明していたようにレバノンの政治は多数派であるキリスト教徒がリードしてきました。

しかし時代の流れとともにムスリムの数の増大し、キリスト教徒が強い政治力を持つことにムスリムが反感を持つようになっていたのですねー。

また議会に議席をムスリムの多くは地元の名士でした。

そのため自分の地域や自分の利益を増大させるような政策を多数派や他の少数派とグルになって実行していたので、国内の政治は腐敗し切っていたのです。

このような政治的腐敗と非エリート階級のムスリムの意見が無視されている状態が続いた結果、レバノンでは国民の政治的不満が無視できないほど大きくなっていたのでした。

そして、とうとうこの不満が1975年に爆発し内戦に突入することになるのです!

外国勢力の流入で地獄のような内戦に

さてこの内戦ですが最初はレバノンのキリスト教徒対ムスリムで戦っていたのですが内戦の悲しい運命か、外国勢力が容赦なく突っ込んでくるわけですね。

しかもこのレバノンが内戦を行うに当たっては国の場所と時期が非常に最悪なものでした。

レバノンは先ほども確認したように周りにイスラエルやヨルダン、シリアとなどのやベー国に囲まれています。

その位置関係におかげかイスラエルやヨルダンからパレスチナ難民が内戦が始まる前からレバノンに流入していました。

しかもこの難民は基本的にムスリムなので、レバノン在住のムスリムの数が増えるわけです。

この難民の流入がレバノンの人口構成に影響を与えたことは言うまでもありませんねー。

さらにこのレバノンにやってきたのはパレスチナ難民だけではありませんでした!

第三次中東戦争の影響でヨルダンから追放された、パレスチナの解放のためには実力行使をためらわないパレスチナ解放機構もやってくるのです。

パレスチナ解放機構としてはイスラエルをぶちのめすために必要な安全な基地を、レバノンが内戦で混乱している間にレバノン国内に作ってしまえということでムスリム側に立って積極的に内戦に参加していくわけですね。

これだけで地獄のような内戦と言えるのですが、レバノンに介入する外国勢力はまだまだいるのでした。

シリアとイスラエルも参戦…

さてそんな感じでレバノンではパレスチナ勢力が拡大するのですがさらに参戦者が増えていきます。

まずは隣国のシリアそしてイスラエルが侵攻が発生するのでした。

イスラエル絶対潰す宣言をしているパレスチナ解放機構をぶっ潰したいイスラエルは、レバノンの中にパレスチナ解放機構の基地ができることは許せることではないのですね。

ですのでイスラエルはレバノンのマロン派の武闘派と手を組んでレバノンへ進撃してくるのですね。

そしてこの侵攻の際に、イスラエル軍がパレスチナ難民を虐殺した事実がのちに発覚しイスラエルも大変なことになるのですねー。

さて以上のようにレバノンの内戦はパレスチナ難民、イスラエルといった外国勢力の影響で収拾がつかなくなるのです。

ただ最終的には1989年にサウジアラビアのタイーフでレバノン国内で戦闘を行っていた各集団のリーダーたちが妥協を重ねて和平が実現しました。

ですがこの和平で構築された新たな選挙制度と、その後の制度の変革で選挙の区割りは恣意的なものとなっておりました。

選挙制度そして各グループの利害関係によって作られているレバノンの政治も決して正義があるとは言えないでしょうね。

カルロスゴーンとレバノンの関係

さて話題のカルロスゴーンですが国籍を3つ持っています。

一つがフランス、もう一つがブラジル。

そして今回逃亡先として名前が出ているレバノンです。

カルロスゴーンがレバノンの国籍を持っている理由としては彼の祖父がレバノン人だったので、その関係でカルロスゴーンもレバノンのパスポートを所持しているのですね。

ですのでレバノン旅券を所持しているカルロスゴーンはレバノンの保護を求めて、レバノンに向かったのでしょう。

カルロスゴーンはどうなるのか

さてこんな感じのレバノンに帰国したカルロスゴーンですが、彼は今後どうなるのかを予想していこうと思います。

まずカルロスゴーンはレバノンに帰国したことで、日本の法律はほぼほぼ影響力を持たなくなりました。

日本政府としてはレバノンに対してカルロスゴーンの身柄引き渡しを要求するでしょうが、それが実現するかは怪しいものがあります。

一方でカルロスゴーンはその莫大な資産を元にレバノンの権力者と親密な関係を構築しているはずです。

先ほど見てきたように現在のレバノンの有力な政治家達は内戦を経験し、自身にとって都合の良い政治体制を構築してしまうような人が少なくありません。

カルロスゴーンの資金が尽きるなど、ゴーン利用価値がなくならない限りは日本に引き渡されることはないでしょう。

地獄の沙汰も金次第とは言いませんが、グローバルエリートのなんでもありっぷりはすごいですね。

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