3分でわかる!?ダッカの立てこもり事件

バングラデシュのダッカで現地時間7月1日午後9時半(日本時間では2日の午前0時30分)に立てこもり事件がおきました。日本人も含む多くの外国人が人質となり、全員が死亡するというものでした。

 

さてさて何故こんな事件が起きたのか、その原因を探っていきますね。

 そもそもダッカってどんなとこ?

初めに、ダッカって聞いてもピンとこない人も多いはずなので(自分も最初ダッカってどこだよと思いましたので…)ダッカがどんなとこなのかを、軽ーく見ていきすね~。

 

ダッカはバングラデシュの首都!このバングラデシュは1947年にイギリスからパキスタンの一部として独立しました。しかし、パキスタンとバングラデシュはインドによって地理的に大きく引き離されていたため、両者の間ではすれ違いがみられるようになり、1971年に独立しました。

宗教はというと国民の9割近くがムスリム(イスラム教徒)なんですね。(マジョリティの宗教が同じということでだから最初はパキスタンの一部として独立したのです)

事件の概要とそのワケ

今回のテロはどんなものだったかを大まかに説明すると、武装組織がレストランを襲撃し人質をとって立てこもっていた事件です。

 

さて、この事件を起こしたのは誰?とういと事件が発生した後IS(イスラム国)が犯行声明を出したことからIS、またはその関係組織の犯行ではないかと言われています。(まーたISによるテロかと思う人もいるはず。しかも20以上の自称IS関連組織が実行したと主張しており、どんだけISがやったことにしたいのやら…)

一方でアルカイダ系の組織が実行したとも言われており、犯人の詳しい情報はまだ足りていません。ですがバングラデシュでは今年に入ってからISが犯行を主張する事件が度々起こっているので、おそらく今回の事件もIS系が起こしたものだと思います。

 

今回の事件が起こった原因の一つとして考えられるのは、恐らくトルコで起きた空港テロと同じようにISの健在を世界にアピールすることを狙っていたことです。事件があったレストラン「ホーリー・アルチザン・ベーカリー」はダッカの中でも富裕層が集まっている地域にあり、またその地域には各国の大使館が立ち並んでいるそうです。(日本大使館は事件があったレストランから数百メートルのとこにあるとか…。怖いですね)

 

このよな高級な場所でテロが成功すれば世界中にニュースが拡散し、ISは死んでいないということを十二分にアピールできます。実際、世界中でニュースになっています。(英国のBBCやアメリカのCNNでも今回の事件は報道されていますし)しかし、今回の事件は裏を返せばISは有志連合の空爆によって相当追い詰められていることの表れともいえるのではないでしょうか。

 

この事件が起きた原因はISのアピール以外にも別の理由が考えられます。

それは、バングラデシュの政府が野党やその関連団体を締め上げていることが今回の事件に関わっているのではという指摘です。今回の事件が起きる前からバングラデシュでは過激な事件が起きており、それを受け政府は過激派とされる人たちを多数拘束しました。ですが、その拘束された人物は野党の大物も含まれており、これには野党が反発。

ですが、何故これが今回の事件に関係あるのかというと。国内の政争がどーしてこの事件に関係があるのと疑問に思う人もいるはず。野党は実際に過激派組織と関係があり、その報復として今回の事件を起こしたのだとか。

けど仮にこの指摘が正しかったらISは何で犯行声明を出したのかという疑問が出てきます。もし本当にこの指摘が当たっていた場合はISが犯行声明を出した理由としては、関係ないけども自分たちがやったことにしたろ精神でその声明を出したと考えられます。

自分としてはこの指摘は陰謀論くさいので、IS系が今回の事件を起こしたと思います。

日本の対応

今回の事件は日本人の人質も含まれており、一応日本政府とかの動きも見ておこうかと。

政府は今回の事件を受けて国家安全保障会議(NSC)を開き、対応を協議。また副外務大臣や政府のテロ専門家を含むチームを派遣し、この事件に対応するそうです。

今回の事件は日本人が人質にとられ、死亡者がでた可能性もありバングラデシュに進出していた日本企業には大きな衝撃が走ったと思われます。

企業だけでなくNPOも援助のためバングラデシュに進出しています。

ですが、今回の事件の後では日本人がバングラデシュへの進出にためらいがあらわれるかもしれません。

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